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一人一台PCの話(5/28)

教師に一人一台のパソコンを整備する話.

校務に使えて,授業に使えて,持ち帰ることができて,個人パソコンより高性能ってのが,みんなの望みなのだと思う.そんなパソコンが現実にあるか?,あるわけ無い.全てを満たすとなると,セキュリティと使い勝手のバランスを取るのは非常に難しいし,今の財政事情で高性能な新品パソコンが全ての教師に整備されるのも難しいだろう.

教師の裁量から考えてみる.

授業で画用紙を使う場合,何色を使うのかは教師の自由だ.学習目標等は定められているものの,指導方法は教師の創意工夫が大いに認められている.だから,教師用パソコンは,教師が自分で使うのだから,自分たちで仕様を決めさせて欲しいというのは,一理ある.

逆に,通知表を作成するとき,様々な色の用紙を使うことが教師の裁量で決められるかといえば,答えはNOだろう.たぶん管理職が認めない.校務については,多くについてルールが事細かに決められており,その裁量は教師に無いことが通常だ.この観点で考えると,例えば,一太郎が好きだから一太郎とか,Wordが好きだからWordとは言えず,一太郎を使いなさいと決められたら,たとえ不本意でも同意するのが筋だろう.たとえ遅いパソコンでも,使いづらいソフトでも,文句は言っても,とりあえず使うのが当然だ(会社や役所なら当然そうなる).

授業と校務で教師の裁量は大きく違う.

教師の論理は授業から出発しており,お金を握る役場の論理は校務(事務)から出発している.この二つは,なかなか相容れない.だから大事なことは,まずはこの2つの違いを理解し,その上で学校の実情を上手に伝えていくことだと思う.いきなり学校には必要だと,いろいろな要求を突きつけても,その必要性すらも理解されないかもしれない.

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