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2010年3月

ケンジントン

 

P1080299 某N大先生に対抗して。佐世保,横須賀,ケンジントン。

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夏時間

 日曜日の午前1時→2時という風に,夏時間に変わった。この瞬間はどうなるのだろうと,テレビを付けていたけども,そのまま寝ていた。部屋にある2つの時計と,腕時計の時間を直した。
 特に寝不足とか,そういう風なこともなく,気持ち的にも移行が完了。ただ,こちらの日曜日は本格的に休むのが日曜日で,スーパーの開店は11時とか12時も普通である。地下鉄も7時少し過ぎに動き出す。しかも,日曜の地下鉄は工事で止まることもしばしば。ということで,平日と同じように日曜日が始まる日本では,この夏時間は移行は大変かも知れない。

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IWB,PC,実物投影機の活用を自らも試す

 IWBはこれまで日本でも触ってきたが,今回たくさんの授業を見たので,改めて参観でみた活用方法を,自ら試す機会をもらった。今回,参観した学校と同じような環境で,IWB, PC, 実物投影機,プロジェクターがある。スピーカーやDVDは無かったけど。
 参観したときに先生がやっていた指導方法をいろいろとまねてみた。
 多く見られた,画面上をクリック,ドラッグ,単純なフリーハンド板書などは,なるほど,これなら簡単で,いろいろと応用が利くので,いつも使うのかと納得できた。
 たまに見られた,図形描画機能については,落書きをして試している時はなぜこんなに便利なのに,使われないのかなあと思ったが,実際の授業を想定して使ってみると,たちまち不便さを感じた。IWB上の自分の考える大きさと位置に,正方形と長方形を書いて,辺の長さを描きながら,話してみるとか,切羽詰まってくると面倒だ。そして,いつの間にかPC上でも操作している自分がいた。ああ,そういえば,先生たちもそうやっていた。
 また,日本の小学校では,漢字のハネとか微妙な表現も大事になる。黒板では実現できている。IWBではちょっと難しいようだ。
 実物投影機の映像にIWBで書き込みをすることと,実物投影機の下においたプリントに直接記入することを比べたが,断然,後者が便利であった。これも,参観したときの結果と同じだった。
 終わってみて,将来に向けて可能性は感じるものの,黒板とチョーク,及びマウス操作と,同じような反応レベルと描画レベルの実現が大事だと思った。そうでない現状から,複数の操作が必要となると必ずPCで操作するし,部分的にしか使われないことが起こるのだと思う。その結果,よく使われる機能は,クリック,ドラッグ,単純なフリーハンドとなる。
 ただ,それだけのためにIWBを使うのかという問題については,英国では置き換わってしまったので,使うだけのことだろう。少なくともIWBとしてではなく,コンテンツを見せるスクリーンとしては重要だから。日本のように教室の脇に置かれるだけならば,使わない先生がいることは充分に考えられるし,それも一理あると思った。
 英国の先生たちの授業を見て,それを自分で試す機会があってよかった。それぞれの理由がよく実感できた。片っ端から機能を試すときと,授業で教えるシーンを想定して機能を試すときでは,感想は大きく変わる。これもよくわかった。

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授業参観も終了

 最終的に,5校を2回ずつ10回訪問し,学校全体を見学させてもらうと共に,8人の先生の合計10コマの授業をフルで参観させてもらった。来週からは学校は3週間の休みとのことで,5月上旬の帰国までには,もう訪問出来ないだろう。だいたいアポを取るのに1ヶ月くらいかかったのだから。
 ずっと教室にいたり,スタッフルームで休憩させてもらうと,学校はお国柄が強くあるということを感じる。やはり学校は,その国の文化と歴史の上に成り立っているということを強く感じた。良い悪いは,それぞれの国の価値観に依存するだろう。その中で,日本でも役立ちそうな知見を,今後,分析していきたいが,大きな枠組みが両国で異なるだけに,役立つ部分は非常に部分的なところだけになるなと思う。
 いずれにしても,大変貴重な体験をさせてもらった。これは一生の宝になる経験だと改めて思った。

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私の頭の中身は

 Nelmes Primary Schoolで,子どもが自分の頭の中身を想像した図があった。ようは,あまたの形をした枠の中に,自分が考えていることを,写真を貼ったり,イラストで表したりするのだけど。男の子の頭の中身にはほとんど必ず車とサッカーがあって,女の子はピンクが多用されていた。いやあ,やっぱり性差ってあるね。写真は,ある男の子の頭の中身。
 実は英国のテレビをみて感じていたのは,車が好きだなってこと。車の番組がゴールデンタイムでやっている。BBCでも。実は,私が毎週見るP1080209 のは唯一,この番組だけ。Top gearである。初めて見たときに,2階建てバスと,スクールバスと,2台がつながったようなバスとかで,レースをしていて,あまりのくだらなさに,翌週からも見てしまっている。調べて見ると,超長寿番組で,Wikipediaにも日本語で書かれているし,4月からは日本でも見られるらしい。こういう車番組があるから,子どもも好きになるのかな。日本では車離れとか言われているけどね。あと,こちらは,船とか,飛行機とか,そういう趣味を扱った番組が多いなって思う。

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Nelmes Primary Schoolを再び訪問

 Nelmes Primary Schoolを再び訪問した。算数を2コマフルで参観。
 1人目の男の先生は,マニアそうなにおいが…。やはり,すごい勢いでIWBを使い始める。Smart Noteと思われるソフトを立ち上げ,ストップウオッチを貼り付けて計時するとか,なんだかショーのようだった。とはいえ,IWBの感度が悪く何度もトライし直すこともあった。能力別グループは,最多の5つ。あまりの数の多さに,把握できているのはちょっと心配した。教科書準拠風のコンテンツも利用。これに会うのは3度目だけど,けっこう普及しているのかも知れない。
 2人目の女性の先生の授業では,図形の線対称。ちょっとかなり学年的に早いのではないかと思われた。ナショナルストラテジーのロゴの入ったコンテンツを使っていた。
 この2人目の授業が終わった後に,日本についての質問タイムというのが始まってしまった。実は,このような事態を予想して,日本のおもちゃやスライドなどを常に用意していたのだけども,9回目まで何も無かったので,油断をしていた。ものすごい勢いで質問されて,いい加減な英語で回答。おもちゃをプレゼントしたら,子どもにも先生にもに喜ばれた。まあ,それは堀田先生と野中先生が持って来てくれたものだけど…

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だんだんと

 だんだんいろいろなことに慣れてきた。これが1ヶ月半の成果かも知れない。何がどこにあって安いかわかるようになってきて,買い物も楽になってきたし。この部屋のSkypeすら切れる遅いインターネットは,とりあえず最初の名前解決が遅いので,GoogleのパブリックDNSを指定した。そしたら,劇的に速く感じるようになった。でも,ファイルのやりとりやYoutube級のインターネットは無理だ。これも,近所のホテルのロビーが速くて無料なので,いそいそと出かけている。紅茶代がかかるけど。でも,これもとても親切なホテルマンが丁寧に入れてくれるのでそれはそれで良い。チップ代がかかるけど。なんて感じで,きりがないのだけど。

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Warwichshire county councilを訪問

Warwichshire county councilを訪問し,ICTアドバイザーにインタビュー調査を行った。やはり,どこで聞いてもそうであるが,
 1)仕事の内容は学校との契約で決まる
 2)今は,ICTを効果的に使うための研修等よりも,ネット上での学習環境(ラーニングプラットフォーム)の導入がメインである。
 3)給料の元をたどれば,学校からもらったお金である。
なんてことを言っていた。そして,この仕事で大事なことは,忍耐であると,これもまた同様の回答だった。
ここは,バーミングハム近くのエリアで,ロンドンから2時間近くかかる。プライマリ200校,セカンダリ35校がある地区だ。そこにICTアドバイザーが10人,技術サポートが50人とのこと。サポートの契約している学校が小学校で140校程度とのことだった。センターで研修を受ける場合は,半日で一人2万円くらい(ただし食事付き)。ICTの導入やサポートにPFI方式を用いているとのこと。お金は大事だ。

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電子黒板について尋ねてみると

 在英中の私の指導教員は,野中先生にご紹介いただいたブライトン大学のアブリル先生である。連日の学校訪問で,電子黒板が,インタラクティブに使われているというよりかは,単なるスクリーンとして使われているケースが多いとの疑問をぶつけてみた。そうしたら,I'm not surprised that you are observing IWB that are not interactive! だそうだ。やっぱり,この見解は正しいようだ。
 理由は様々だと思う。一つ,先生方に聞いてみると,古くなってきた電子黒板は授業中に何度も調整が必要だといっていた。確かにクリックが正しく反応せず授業中に調整をしているシーンをみる。また,ドラッグするつもりが文字入力モードになるとか意図いないことも何回か起こる。気持ちよく一発で難しい操作ができたときは,先生からも子どもからも「おー」なんて言葉が出ることもある。結果的に,画面上で操作するよりも,PCを電子黒板の脇の腰の高さにおき,PCを操作することが多くなるのだろう。もちろん,全く問題なく使えているときは,インタラクティブに使われることが多い。日本で導入された電子黒板はきちんと動くものだと良いのだけど。まあ,プラズマ型のはセカンダリスクールを中心に導入が始まっているが,よく動くし綺麗で評判とのこと。英国では,画面の前に子どもを集めるのが普通なので,日本のように画面が小さい問題も起こりにくいのだろう。
 いずれにしても,長い授業時間の前後に遊びのように使う電子黒板の学習ソフトは大好評だ。小さな子どもがジャンプしたりして,スクリーンをたたいている。半分遊びだから,逆にきちんと反応しないとかも面白く感じるのだろう。何度かみたソフトは,見覚えがあるなあと思ったら,日本ではチエルが売っているソフトだった。

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長いな-2

 

P1080181 早い学校で3月29日頃から4月20日頃まで学校が休みとのこと。長いなー。ということで,学校訪問も調査依頼も駆け込み乗車。さらに休みが近づくと,頼めないということで,事実上,休暇1週間前の今週が最後のともいえ,連日,学校やLAを訪問した。先生はまるまる休みではないらしいけど,お休みモードらしい。まあ,金曜日の午後ともなれば,みんな仕事もおしまいってムードが満載なので,とにかく休みはしっかりと取るということだろう。
 学校を訪問すると,休みの間に読む本を売る準備をしていた。親子で選ぶらしい。ノートパソコンをしまうカーゴかと思ったら,本が入っているらしい。

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Nelmes Primary Schoolを訪問

 

P1080190調査依頼のためにNelmes Primary Schoolを訪問。今回訪問している学校は,だいたいofstedという学校評価で高評価をもらっている学校だ。この学校もoutstandingとのこと。例によって調査用紙の回答方法などを説明し,その後,学校を見せてもらった。ここはプロジェクタや実物投影機といった機器が新しく,そして高スペックの機器だった。ノートパソコンも新しかった。来週,再び学校を訪問して,授業を見せてもらう。でも,遠い。

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洗濯の顛末

 渡英した直後は洗濯に悩んだ。洗濯すると白いものが灰色になる。しかし,慣れるもので,あまり気にならなくなってきたが,試行錯誤はしていた。堀田先生に持って来てもらった日本製の洗剤も敗北感があった。重曹も試した。やっぱり水かな。結局,色物と白物を分けて洗濯するのは,英国では小学生でも知っている常識らしく,それぞれ向けの洗剤が売られている。その2つを買って洗濯をしてみたりする。あと,より白くする洗剤というのも見つけたが,使ってみても灰色のままだった。もはやみんな灰色になってしまったので,試行錯誤も無駄な感じがする。結局,まだ灰色になっていない白いシャツは,近所のクリーニングに出した。何と2.5ポンド(400円弱)だった。いやあ,もうロンドンで白は着られないなあ。みんなどうしているのかな。洗濯が下手なのかな。洗濯機に書いてある90とは90分で洗濯をするのではなく,90度の水温で洗濯するらしいことを知った。これが問題?

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長いよなー

 4校で,8つの授業をフルで参観した。1つの授業は50分から75分程度で,65分程度終わることが最も多い。ハッキリいって長いなあって思う。やはり,40分を過ぎる頃から子どもも限界なんだろうなって思うことも多い。時間割上は,1時間15分程度が割り当てられていることが多いが,大抵は,最初に読書の時間をやったり,授業と違う内容の復習をしたり,個別学習用のCAIに挑戦させたりして,授業時間の正味を減らしているように思う。午前中は,それにアセンブリーホールでの集会と休み時間があって,2コマでおしまい。その2コマとは,どこの学校もほとんど必ず毎日英語と算数だ。それを毎回参観させてもらっている。

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London Philharmonic Orchestra

 London Philharmonic Orchestraを楽しむ。音楽にも疎い私には,実はロンドンフィルへの興味よりも,ホールに興味があったのかも知れない。ようは,これも10年前にロンドンに来たときに,入ろうと思って入れなかったところだ。Royal Festival Hallは近代的なホールだった。先週,フラメンコを観たRoyal Albert Hallの方は歴史を感じた。ロンドンでの観劇?は,ミュージカルばかりだったけど,このような大ホールでいろいろなものをみるのも素晴らしいと知った。それ以上のことはこれから勉強だ。

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西へ東へ

 毎日,西へ東へ移動するので,もったいないので途中下車して,少しだけ観光もしている。学校やLAを訪問後はデータをまとめる必要があるので,あまり観光をする間はないけども,やっぱり終わればくたくたなので,息抜きは必要だ。
 ウエストミンスター寺院は,何度も前を通っているけども,一度も入ったことがなかった。10年前に初めてロンドンに来たときに,入ろうと思ったけども,入場料の高さにおじけづき,入れなかった。オーディオガイドを聞くと,価値や意味がよくわかる。
 セントポール大聖堂は,内部の美しさもあるけども,階段で上まで上がれるのがすごい。高所恐怖症の人や体力不足の人には無理だろう。いやあ,でも,美しい装飾をみて,アトラクション風の体験もあり,教養無しの私にもとても楽しかった。ここは行くべきところだと思う。

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Scargill Junior schoolを再び訪問

 Scargill Junior schoolを再び訪問し,英語と算数の授業をフルで参観した。
 英語の授業は,自分で物語を作る内容だった。4つのパラグラフで構成することが指定されており,それぞれのパラグラフで何を書くかのガイドもあった。当日は,お互いに作品を披露し合い,自己評価や相互評価を行う内容であった。ただ,この評価基準が難しいようで,あまりはかどらず。口頭のみでの説明が多用されていて,ICT活用は実物投影機でノートを映すだけだった。とにかく内容が難しい割に,説明が大ざっぱで,いっぺんに説明する量が多いので,Year4の児童には理解不能と思われ,子どもに落ち着きがなかった。
 そういう風に英語を厳しく見てしまうのは,別の先生が行った算数の授業が,これまで見た中で最高の授業だったかも知れないから。30代前半と思われるミス先生は,TAなしで,30人いる子どもを完全に掌握していた。かなり自動化が進んだ指導で,教員が説明するときは電子黒板の前で,各自で演習するときなどは机で,自分のレベルのプリントで勉強するなど,簡単に指示するだけで,子どもが黙って活動した。個別の演習時も,ものすごい勢いで,子どもを見ていた。椅子に座りながら,ガラガラと移動しながら見ることも多い英国で,日本の先生のようにテキパキと指導していく姿に驚いた。あまりの勢いに,写真を撮らせてくれと頼むタイミングは,授業のどこにもなく,写真が撮れなかったのが残念だ。ICT活用もかつて無いほど凝っていたと思う。例えば,足し算の筆算を教える時では,実物投影機に紙をおき,問題をペンで書く(鉛筆ではない,さすが)。筆算の線は,定規で引く(さすが)。それを子どもに答えさせるが,それは電子黒板上で書かせる。そうすると,子どもが書き直そうと,消しゴムツールを使っても問題までは消えない。何度もやり直しが出来る。このルールは徹底されていた。また,学習課題や内容を説明するときはPCでコンテンツを操作するが,子どもを指名して行う答え合わせでは,電子黒板上でコンテンツを操作する。この使い分けも徹底されていた。つまりICT活用が凝っていたといっても,学習指導上意味があると思われる凝りようだったと思う。いろいろなことがルール化されていて,その組み合わせで授業が構成されていたので,授業もわかりやすかった。演習時間も豊富だった。

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学校にいると2

1)スタッフルームには本屋とか,いろいろな商売人が商品を置いていく。それにチェックをすると商品が買える。それって日本にもあるなあ。
2)うるさい教室はTAがいてもうるさいし,落ち着いていない。そのような教室で,子どもの発言する場合は,聞き手の子どもたちに親指を立ててガッツポーズ風のポーズを要求することがある。その時は静かで集中するが,終われば元のもくあみ。さらに,みんなで手拍子をうって静かにさせるとかもある。いずれにしても,この方法はいろいろなクラスで見るけども,効果は限定的である。逆に静かで,落ちつているクラスは,このような小細工は必要なく,元々静かである。学級経営ってやつかな。
3)ICTの使い方が下手だなあと思ったら,授業も下手だった。
4)先生はよく子どもを指すし,子どももどんどん手を挙げる。すごく積極的で双方向な感じがする。ただし,その際の質問は,すぐにわかるような既習事項である。国語や算数をみる限り,日本で見られるような何か法則や原理を発見するための話し合いなんてことはない。簡単な質問をして,どんどん答えさせて,自信を与え,授業へのリズムや参加している感を出しているように思う。ただ,一斉指導場面ではなく,グループの中ではいろいろな話し合いが行われている。
5)一斉指導の中に,能力別の指導がある。説明が一斉でも,問題演習は2種類から3種類の難易度でやらせていることが多い。30人のクラスで,TAなしでも,これをやっていたのには驚いた。先生は必死に机間巡視をしていた。
6)子どもは,先生を「ミセス…」「ミス…」と呼んでいる。小学校はほとんどが女性教員だし,既婚か未婚かを子どもがよく把握しているということか。いや,そういう意味ではなく,これは文化か。

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Scotts Primary Schoolで授業参観

 再びScotts Primary Schoolを訪問した。どの学校も9時から授業が始まるので9時に行ったら,9時からは集会とのこと。おかげで,校長先生が気を遣ってくれ,お茶がでたり,20分も会話することになった。Ofstedの評価でも素晴らしい校長先生と何度も賞賛されていたので,英語が出来ないのもそうだけど,とても緊張して,お腹が痛くなった。でも,さすがだった。
 英語(国語)と算数を参観した。この教室には,まともに使える位置に旧来のホワイトボードがない。そこで,板書をする際には電子黒板を使う。しかし,フリーハンドで書くよりも,PCのキーボードを使う方が圧倒的に回数が多かった。教員も子どもも電子黒板脇のPCのキーボードで入力する。その方が綺麗だからとのことであった。画面切替等のためのクリックも,子どもとインタラクティブなやりとりが起こる答え合わせ以外の時は,全てPCで操作されていた。電子黒板上の操作は限られていた。コンテンツは市販のコンテンツも活用されていた。教科書準拠用コンテンツ風で,とても出来が良かった。これは準備無しで使えるだろう。先生に聞いても,とても便利だと言っていた。また,授業の一部でCAI的なソフトを使った個別学習が行われていた。子どものICT活用も行われていたといえる。そして,いつも通り,ワークシート等と映すために実物投影機も使われていた。この授業の主役は,市販コンテンツと思われる。
 この学級は,とても子どもが落ち着いていて,熱心に勉強していた。先生も,急がせたり,ゆっくり考えさせたり緩急をつけたり,何度も練習させる機会を設けたり,様々な指導法を使っていた。子どものレベルに合わせて,4種類くらいのプリントを与えて指導していたことも印象的だった。

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Scargill Junior schoolを訪問

 この学校は,坂元先生や文科省の方々が視察したとのことであった。質問紙調査の依頼をした。そして,学校を一回り見せてもらった。教室には電子黒板以外にも旧来のホワイトボードが据え付けられており,そこには,本時の目標と評価基準が書かれていた。なぜ書くのかとの問いには,Ofstedで良い評価をもらっている学校は皆やっているとのこと。また,レッスンプランを見ながらやっている授業がいくつかあった。これも毎時間作っているのとのこと。これもOfsted対策だとのこと。どこまで,それが標準であるかは分からないが,大事なことだと思う。
 したがって,授業準備の大部分は,レッスンプランの作成に当てられるので,コンテンツの自作は困難であるとのこと。自作は10%以下だろうとのことであった。レッスンプランを作るための資料集が用意されていて,そこには,様々なリソースがファイルされていた。大きさや形がまちまちであり,それをさっと映して授業が出来る意味では実物投影機との出会いは大きかったと言っていた。
 教室での机の配置は,学級ごとに異なるが,これはそれぞれの教員が決めるとのこと。グループの作り方は,能力別にしていて混ぜることはしないといっていた。混ぜたら,両者に不幸だからと。しんどい子どものグループにTAがつくとのことであった。
 いずれにしても非常に各授業が標準化されているように思えた。再び授業参観のために訪問するのが楽しみだ。

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ICTコーディネータ(Richmond LA)へのインタビュー調査

 Richmond LAに行き,ICTコーディネータにインタビュー調査をした。e-safetyに関しても担っているのが特徴的かと思う。この2,3年で仕事の内容が,授業支援・カリキュラム支援といったことから,バーチャルスクールや家庭学習を支援するようなシステム(MLE)の導入とサポートに変わってきているとのこと。これは,授業支援系の仕事が完了したからではなく,学校のニーズが変わったからとのことであった。担当者の給料は学校から集めたお金でまかなわれるので,学校はお客様であるとのことであった。新しいことに次々とチャレンジする職種であると思われるが,自ら様々なトレーニングプログラムを受けて,勉強しているとのことであった。

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英国での調査研究

 英国での調査研究は,下記の3つが大きなポイント(グルメ以外)。
1)質問紙による国語・算数授業におけるICT活用授業の調査(40事例が目標)
2)参観による国語・算数授業におけるICT活用授業の調査(10授業が目標)
3)LA(教委)におけるICTコーディネータの役割調査(5地区のLAが目標)
となっている。
 いずれも,英国の実情を調べるが,その全て調べるのは3が月では不可能だ。なので,先進的な英国の実情を日本に活かすことを趣旨に調査を行っている。具体的には,例えば参観した学級が英国において標準的かそうでないかはあまり問題ではなく,日本に似て一斉指導の形態をとっていたとすれば,その時に何が起こっているかを調べ,日本にとって役立つ知見を取り出そうと思っている。
 日本では英国にならい電子黒板の導入が進んでいる。それが実際にどう使われているかを詳細に調べるのが1)と2)だ。さらに,日本が弱いのは,学校のICT活用を支援する人や組織であるから,ICTコーディネータを調べるのが3)だ。
 先週と今週が調査の山だ。この2週間はほぼ毎日,学校やLAを訪問する。片道2時間とかもザラでへなへなだし,お土産もさらに購入,いやあ金も時間もかかるな。ホントに。まあ,それは全く贅沢な悩みだけど。それはともかく気を張っているので,不眠気味なのが心配か。

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先週のTES

 先々週は面白い記事がなかった(英語力の問題かも知れないが)。いずれにしても,このTESは日本の教育新聞とは違うなあと思う。日本の教育新聞は授業実践とか公開研に関する情報が多いが,このTESは皆無に近い。これを読むと,教師としての教養が高まるような感じだ。しかも,街中にある新聞を売っているお店で買えるのも魅力だ。値段は200円ちょっと。
 先週のTESから1つだけ。海外の教育事情を紹介するコラム欄で,今回は韓国だった。なんと,8年後頃に,韓国の英語教師は,ロボットに置き換わるという記事だった。いやあホントか? 面白いことに,記事の後半は日本のネタでロボットが使われているという話。Sayaという東大(Tokyo Universityと書かれていたけど)が作ったロボットが先生の代わりをしているとか,三菱が作ったロボットが世田谷の小学校で来客に挨拶をしている話が載っていた。
 ますます,このコラムの話がまとものなのか分からなくなってくるが,一つの現象を全体のように捉えてしまうことは,僕にもよくあるので,まあ,そんなものか。

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床屋体験

 床屋については野中先生の話を聞いていた。新さんは日本人のお店がよいと力説していた。それらの教えもあったが,最終的に日本で床屋に行った直後の写真を持っていって,こんな感じで,と駅前の床屋に突入。一応,2軒床屋さんが並んでいているところで,高い方を選択した。30才くらいのお姉さんは,ほとんど写真には目もくれず,はさみで切り始めて,すぐに襟元はバリカンは良いかと聞いてきて,OKというと,バリカンを持ち出し,前髪以外をビーンビーン。確かに,日本の床屋でもイギリスなんてバリカンの国だからと言っていたっけ。あっという間に短めに刈り取られ,シャンプーをして終了。写真とはだいたい同じだけど,細かくは相当違う。しかも,髪の毛が,服の中にたくさん入り,大変なことに。家に戻って,服を脱いではたく。いやあ,さっぱりはしたけど…,まあ,この国は「だいたい」がキーワードだと思っているので,だいたい良いか。

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学校にいると

 学校に長めにいると,いろいろなことが起こるし,いろいろなことが分かる。
1)やっぱり叱ったり,怒鳴ったりするんだなあ
2)休み時間に子どもは校庭で遊ぶ。でも,トランシーバーを持った大人が校庭に出て監視している。危ない遊び方をしている子どもは注意される。さらに,不審者対策もしている。校庭の外の道路に私がいて,子どもが珍しそうに「ハロー」とか私に言っているの目撃すると,その大人がやってきて,子どもを遠ざける。
3)朝に,体操のコンテンツを流して,教室で体操したりする。
4)出席は,パソコン上の校務ソフトに入力する。(SIMS.net)
5)お昼休みだけではなく,午前中に一度,先生の休み時間がある。その間,子どもの面倒は他の人或いは交代で見ている。15分程度はきっちりと休めて,その間,スタッフルームで紅茶などを飲んで,おしゃべりをする。職員同士が,休息を取って,情報交換をする貴重な時間だと思った。

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Clockhouse Primary schoolを再び訪問

 Clockhouse Primary schoolを再び訪問した。今度は,ベテランの先生の教室に半日滞在させてもらい,主にリテラシーと算数の授業を見せてもらう。この先生は,学校のICT活用の責任者でもある。
 1時間目のリテラシ(国語)の授業。ICT活用であるが,例によって,IWBの電源はずっと入っている。しかし,最も大きな役割を果たしていたのは,模造紙くらいの大きさの紙の学習用資料であった。これはホワイトボードに貼られており,資料の脇に板書するスタイルことも行われていた。また,教室の側面に貼った接続詞の掲示物などもよく使っていた。次に,使われていたのは,実物投影機による学習課題の提示や子どものノートの提示だ。説明をしたり,不必要な部分を用紙で隠すといった日本と似た活用が行われていた。かなり注意深く観察したが,この授業でIWBがスクリーンの役割以外で使われたことはなかった。
 2時間目の算数の授業。こちらは,先生が作ったコンテンツを提示しながら説明を進めた。ただ,これも画面を切り替える際などは,IWBではなく,PCに戻って,クリック操作をする。一瞬,この先生は,IWBが使えないのではないかとの疑問を持った。しかし,子どもが各自で取り組んでいるときに,補足説明のために,Smart Noteの白紙画面を使って板書をし始めた。これが2回ほどあった。動きはスムーズで何のストレスもない。この先生はIWBの扱いには慣れている。しかし,リテラシの授業では,この状況は,IWBではなくホワイトボードに書いていた。しかし,算数ではIWB上に板書した。なぜだろうと思ったが,ホワイトボードは,リテラシの板書のままになっており,書くスペースもなかった。前時の板書が残っていることは日本ではあり得ない。まあ,あまり深く考えずに,使える方で板書するという発想なのかも知れない。この授業で最も大きな役割を果たしたのは,自作のコンテンツであった。聞いてみると,いろいろなリソースからコピーして作ったらしい。作るために,30分を費やしたと言っていた。いつもやっているのか?と聞いたら,そうだと言っていた。となると毎日になる。うーん,ホントに毎日出来るのかな。他に,立体図形の説明であったので,立体模型を映したり,子どもの作品を映したりするのに実物投影機が活躍していた。
 学校で最もICTを理解している先生であるICTリーダーの,ベテランの先生が行う貴重な授業を見ることが出来た。

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Crownfield Junior Schoolを再び訪問

P1070892P1070858P1070896 P1070902  授業参観をさせてもらうために,Crownfield Junior Schoolを再び訪ねた。ベテラン教員 が,ICTが充分に整備された普通教室で,高学年で,英語(国語)と算数を指導する授業を,最初から最後まで見てみたいというわがままなお願いがかなった。英語は女性の,算数は男性で,いずれも教頭であったり指導的な立場の教員だった。
 2コマの授業共に,日本の一斉指導と同じスタイルで進んだ。もちろん,個別活動や隣同士での話し合いなどは行われるし,指名される頻度も高い。しかし,このくらいは日本でもあるし,劇的に何かが違うようなことは,授業時間が60分前後であることを除いて,感じない。子どもたちは自分の座席に座り,静かに,とても規律正しく学んでいた。教師が細かく指示をしなくてもプリントを配布するとか,いわゆる学習の自動化も進んでいた。Key Stage2でお願いしたのは正解だったし,この状況でのICT活用の様子は日本でも充分に参考になるはずだと思った。
 肝心のICT活用であるが,それぞれの授業で,1コマ中に7回と6回の活用が見られた。時間が60分と長いことを考えても,日本の45分で4回弱の回数よりも多いと思われる。やはりICT活用が定着している英国だ。そのICT活用は,全て何かを大きく映す活用だった。これは日本と同じで,つまり,ビデオコンテンツとか,子どものノートやワークシートなどを大きく映す活用だ。その際に,IWBは毎回使われているが,それはスクリーンとしてが大抵であり,スクリーン上でクリック等のIWBらしい操作が行われるのは,それぞれ7回の活用のうち1回,6回の活用のうち2回であった。やはり,IWBは単純なスクリーンとしての用途が最も多いようだ。また,隣に設置してある旧来のホワイトボードの活用も両授業共にみられた。
 午前中,2コマだけ授業が行われているので,この2つを参観すると昼になる。野中先生の話では,午前中に英語と算数を教えることが推奨されているとのこと。不慣れな私は午前中だけでへなへなになって,学校を後にした。1日と言わなくて良かった。快く受け入れてくれた学校の皆様に感謝したい。また,この調査を引き続き,あと4校で行いたいと思っている。うまくいけば良いな…,でも,学校まで2時間。地下鉄,電車,タクシーを乗り継いで朝から疲れるなあ。

 

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応援団

 

P1070761 堀田先生と野中先生が,ロンドンまで応援にやってきてくれた。思えば,10年前に堀田先生が英国にいたときに訪ねたことも思い出した。あんなに忙しい先生が駅まで迎えに来てくれ,空港の奥地まで見送ってくれたことを思い出す。野中先生を訪ねてブライトンに行ったこともあった。そして,自分もチャンスがまわってきて外国で過ごすことになった。さすが両先生はよく事情をご存じで,とても役立つ大量のお土産を持って来てくれた。特に,学校訪問が本格化したのに,日本のお土産が不足していたので大変に助かった。
 一人では試せないことがたくさんあったので,特に野中先生にはたくさんお付き合いいただいた。大先生に頼むにはあまりにくだらないことばかりで申し訳なく,しかも交渉を先生に任せることも多く本当に申し訳なかった。でも,方法を学び,勇気をもらったので,一人でもチャレンジしていこうと思う。でも,マンダリンオリエンタルは無理だと思うが。
 ということで,お二人が帰った後は寂しさもあるが,やる気と良いテンポをもらったと思う。頑張っていこう!!

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Clockhouse Primary schoolを訪問

 

P1070833 P1070837 P1070838 Clockhouse Primary schoolを訪問を訪問した。とても大きな学校だった。いつものように調査のお願いをし,快諾をいただく。感謝。
 その後,学校を見せてもらった。20クラス程度をまわったが,IWBの扱いはやはり同様で,IWBの機能そのものはほとんど活用されていないと言って良い。映されているものは,同様にパワーポイント風のIWBの付属ソフトであり,実物投影機によるノートや資料等だ。さらに,この学校は,各教室に旧来のホワイトボードが残っている。もちろん,英国なので真ん中はIWBであるが,その脇に大きなホワイトボードが据え付けられている。ここに,今日の日付,本時の目標,本時の評価基準などが書かれていた。毎回,書くように決められているとのこと。実際に読んでみると,評価基準は行動目標風に書かれていて,わかりやすかった。ICT担当者は,授業中に,いつでも参照すべき情報はIWBではなく,ホワイトボードに書いておくと言っていた。実際,超ベテランと思われる年配の先生は,ホワイトボードに板書をし,実物投影機で子どものWSを映して教えていた。IWBの保存機能を使うのではなく,残すべきことを書くためのホワイトボードが未だに残っており,重宝がられていた。
 この学校についても,再び訪問して,これらの疑問点について,実際はどうなのか,じっくりと調べる予定だ。

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Crownfield Junior Schoolを訪問

 P1070804P1070802Crownfield  Junior Sch oolを訪問を訪問した。第一の目的はICT活用に関する調査の依頼だ。3人(のちに4人)の先生が協力してくれるとのこと。P1070769感謝。
 その後,学校の様子を見せてもらった。情報教育の観点からみれば,算数の時間でロゴを使って角度の勉強をしつつプログラミングの勉強をするとか,英語の時間でタイピングとかワープロを覚える活動が取り組まれていた。これは前回訪問した学校も同じであった。教科指導の中に情報教育的な要素が組み込まれているようだ。全体の10%程度をそうしなさいとなっているとも聞いた。
 教科指導における教員のICT活用としては,IWBはもちろん全ての教室で電源は入っていた。しかし,10クラス程度での活用を注意深く見てみると,IWBの中心的な機能である「クリック等」「画面の保存」「書き込み」がよく使われているかと言えばそうでもなかった。「画面の保存」は一度も見なかったし,「書き込み」をするよりかは,パソコンを操作して文字を入力する方が多いし(字が汚いことや,IWBが古くなると位置の認識の精度が落ちることから書き込みは嫌らしい),せいぜいクリックが少し使われていた程度かなと思う。既に書き込み等の操作が出来ない状態でおかれている複数のIWBを見たときは衝撃だった。ようは少し気の利いた「スクリーン」として使われていることに気がつく。実際,ICT担当者もreplacement of screenと言っていた。IWBを電子黒板と翻訳すれば,画期的なツールのように思えるけども,スクリーンの置き換え程度のものであるならば,認識を改めなくてはならないだろう。例えば,「電子黒板を活用した指導力向上の研究」というテーマがあったとしたら,「スクリーンを活用した指導力向上の研究」に置き換わる。そう訳してみると,指導力を向上させる役割として,スクリーンは弱いのではないかと思われる。
 IWB上で特に映されていたものは2点だ。一つはIWBに付属しているパワーポイント風のソフトの画面。ここに教員がパソコンで文字を入力したり,写真を貼ったりして映している。しかし作り込まれたような上等なものではない。そして,実物投影機での子どものノートや教材だ。機器の操作で最も見たのは,PCと実物投影機の切替かも知れない。IWBのクリック機能とかが重要であるのではなく,付属のソフトを含め,そこに何を映して教えたいかが最も教員の関心だし,それでよく活用されるのだと思った。
 これらの点について確認のために,再びこの学校を訪問して,授業を最初から参観してきちんと記録する予定だ。でも,そんなお願いメールを書くのも一苦労。どうやって丁寧にお願いをすればよいのだろうか。試行錯誤した。結局,書くためにかかった時間よりも早く返事が来た。快諾の返事をいただき大変に感謝した。

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英国の食文化研究

 グルメな野中先生に甘えて,とても一人ではできない英国の食文化の研究に邁進した。いずれも詳しくは野中先生のblogで紹介されている。ここ
1)サウスケンジントンのクレープ屋
 007のボンドの写真もご来店のお客様として掲載されている有名店。15分ほど並んで食べた。とてもおいしかった。英国料理ではないが,英国人に人気の店だ。
2)ハロッズの食品売り場の食べ物
 ガラスケースで売られており,ほとんどが量り売り。いつもだとホテル住まいで,なかなか出来ない。でも,フラット住まいなのでチャレンジ。ハムと英国の高級?伝統料理(ハイディさんもジェフさんも言っていた)であるBeef Wellingtonはおいしかった。星形の鳥料理は失敗。
3)サウスケンジントンのケーキ屋
 店内では食べられない珍しいTake away専門のケーキ店。その意気込みに4種類のケーキを買うも,いずれも劇甘でとても最後までは食べられず。ただ,これも英国がルーツの店ではなく,フランスから来た店のよう。
4)waitroseやM&Sの電子レンジ料理
 せっかく,いろいろと準備するも食べ過ぎの生活でかじる程度。
5)インターコンチネンタルホテルのワッフルとアフタヌーンティー
 2度にわたって挑戦。2人で1つを頼んだこともあり,ちょうど良い感じの量と甘さで楽しめた。でも,昼食を食べた後だったら不可能だったと思う。
6)ジェフさんの家庭料理
 パスタと野菜の料理。少し辛くてとってもおいしい。ヘルシーフードだった。
7)メルローズのフィッシュアンドチップス
 おなじみのブライトンのお店。店員は野中先生を覚えていたことが判明。僕は冒険せずに,いつも通り基本のコッド&チップスを頼む。おいしかった。
8)パブ
 ハイディさんのお薦めのパブ。そして,ハイディさんセレクトの英国料理。サンデーロースト,フィッシュアンドチップス,パイ,ソーセージ等々。高カロリーな感じだけど,おいしかった。
9)土佐の日本食
 1ヶ月ぶりに本格的日本食を食べる。ああ,やっぱり日本食は良いなあ。
10)ノボテルホテルのイングリッシュブレックファースト
 なかなか充実のイングリッシュブレックファースト。

ということで,金曜日から水曜日まで食べ過ぎ。

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Scotts Primary Schoolを訪問

 Scotts Primary Schoolを訪問した。授業記録の調査の依頼のためだ。一通りの説明が終わった後に,学校を見学させてもらった。アップルの賞をとったという子どもが作ったビデオ作品も見せてもらった。授業では個別活動がたくさん行われている様子やたくさん展示してある作品から,学校の指導方針を感じた。しかし,規律はしっかりとあるように見受けられ,それが学力テストなども高い結果になっているだろう。ついでに再来週に,ベテラン教員の授業の参観をお願いし成功。帰りは校長先生に駅まで送ってもらった。ありがたい。
 午後は,ヒースローに,堀田先生,野中先生をお迎えに行った。夕飯で,新さんも加わりタイ料理。

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英国のケータイ

 とにかく安い。日本でいうプリペイドが充実している。街中の至る所にあるお店で,チャージが出来てすぐに使えるようになる。特に安いのはデータ通信で,ドコモのように,i-modeは安いけど,一般のデータ通信は高いとか言う意味不明なことはもちろん無く,1ヶ月に1000円程度で使いたい放題な感じだ。Googleマップが使えるので,とても便利に過ごしている。結局,最初に30ポンドチャージしたけども,1ヶ月経った今でも,15ポンドくらい残っている。
 また,端末と,電話会社が独立しているのが普通なので,日本とは発想が違う。街中でSIMカードを売っていたりする。先日は,駅のスタンドで,海外宛の電話が安い会社のSIMをうっかり買ってしまった。買ったといってもその値段分の通話料はついているので,実質は無料だ。この会社は,日本の携帯電話への通話が1分10p(14円)だ。これって日本国内同士の携帯通話料よりも安いかも。しかも,チャージするときに20ポンドチャージすると,おまけで10ポンドついてくるらしい。これで大丈夫なのか心配してしまうけど,相当,競争が激しいことの証かも知れない。
 ということで,日本のケータイに見切りを付けておいたのは,正解だったと思う。

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Education Showを見学

 バーミングハP1070759 ムで開かれたEdcation Showを見学した。この展示会は,ICTに限らず,テキスト,ペン,椅子,机など,教材,教具,什器といった学校に必要なあらゆるものが展示されていた。会場は広くて,2ホールを使った展示になっていた。BETTコーナーも一応あって,少しだけICT関係の展示もあった。ICT関係で元気だったのは,学習コンテンツと実物投影機だと思う。IWBは外付けのものを1社,デジタルペンも1社,セキュリティソフトもそれぞれのカテゴリで1社みたいな感じだった。その中で,学習コンテンツは,家庭学習用,学習指導用,学校での自習用など多くの展示があり,実物投影機も3社も展示していたので,このあたりが今最もホットなのだろう。
 もっともICTは少数派で,教室での発言を促す教具,よいプレゼン発表を支援する教具,計算の練習をする教具など,遊び感覚と学習効果を狙った工夫に満ちた教具がたくさん展示されていたのが印象的だった。写真は閉店間際なのでお客さんは少ないが,現場の先生と思われる人たちが,キャリーバックを引いて,たくさん教具を買っていたり,ノベルティーをもらったりしていたことも印象的だった。

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Merton LAの調査

 Merton LAに行き,ICTの責任者(ICTコーディネータ)にインタビュー調査を行った。54校の学校に対してスタッフが10人もいる。やはり金も人もかけている。最後に聞いた,この仕事で一番大切なことは何だと思うかの回答が印象的だった。「忍耐」だそうだ。我慢して,先を見通して仕事をすることが大事であるとのこと。この仕事は,多くの猫に言うことを聞かせるようなものだという例えも使っていた。かっこよく見える英国でも,根は同じであることがよく分かった。非常に明瞭で適切な回答をいただけたので,約束は30分であったが,相当なことが聞けた。敏腕なICTコーディネーターに違いない。

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FreeViewのチューナー

 英国での地上デジタル放送の全貌を知っているわけではないが,FreeViewと呼ばれる小型のBoxが売られている。これを取り付けると,古いテレビで,デジタル放送が見られるようになる。もちろん,画質はハイビジョンではないけども,ノイズがなくなりクリアな映像になる。さらに優れているのは,チャンネルがすごく増えることだ。40チャンネル以上あると思う。FreeViewというだけあって,無料だ(但し,NHKの受信料みたいなTVライセンス料というのは取られる。これはデジタル放送に限らず必ず取られる模様)。
 これを知って,僕は早速買った。チューナーは20ポンド以下だった(3000円以下)。家に帰り,アンテナ線をそのチューナーに付け替えて,テレビに接続してみると,早速見ることが出来た。ただ,思ったよりチャンネル数が少ない。やっぱりアンテナがダメなのかなと,室内アンテナを購入してつないでみると,すごいチャンネル数だった。BBCだけでどれだけチャンネルがあるのだろうか。
 結局,日本の地デジは誰に向かっての決定だったのだろうか。古いテレビを置き換えるのが基本であり,チャンネル数も大して増えず,綺麗になるだけだ(データ放送もあるか)。英国でも,テレビを置き換えれば綺麗な映像になるが,既存の設備を活かした場合でも,チャンネルが増えるメリットもある。
 日本の地デジは機器の性能や理論的には優れているのかも知れないが,ユーザーの視点が欠けているのではと思ってしまう。これは学校のICT整備においても,理想や理論的には優れていても,ユーザーである子どもや教員の視点が抜け落ちてはいないか,よく考えなければならないだろう。

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Havering LA訪問(2/26)

 Havering LAのDave氏を訪ねた。質問紙調査のお願いをするためだ。授業におけるICT活用のタイミングや回数,時間などを明らかにし,日英で比較したいと思っている。この面倒な調査を快く引き受けてくれた。調査用紙も丁寧に添削してくれた。
 教室におけるICT環境は,みればわかる。ただ,1コマの授業の流れで,それらのICT機器がどう使われているかは,詳細な調査が必要となる。教室にIWBがあるからといって,IWBのすべての機能がいつでも使われている訳ではあるまい。このあたりを明らかにし,最も教師にとって便利に使われているICT機器やその活用方法について明らかにしたい。
 英国はやはり予算がふんだんにある。LAの人材も豊富だ。ICT関連だけで大勢の人が従事している。でも,日本は予算もないし,人もいない。だから,単純に英国のマネをするだけではダメだと思う。何を取捨選択すべきか,それは,机上の議論でもなく,ICTの機能でもなく,授業を実際に見て先生の意見を聞いてこそ明らかになると思う。ということで,この調査を行う。

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CD-Rが欲しい

 Havering LAに持っていく書類を焼くためにCD-Rが欲しかった。ところが,スーパーとかでは見あたらない。電気屋は近所にない。そこで,いつも行くけど,値段が高い近所の文房具屋へ。レジの後ろに並んでいる値札を見ると,やはり恐るべき値段だ。躊躇していると,ケース無しでばら売りしてくれるとのこと。1枚75p。100円くらい?。裸のCD-Rを2枚,受け取った。なんか田舎の文房具のようだ。

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生身の人間に1週間ぶりに日本語で会話する

 毎日,ひろとは電話で話す。他にも用事があって大学等にも電話をした。とはいえ,今週は,日本人とは誰とも会わなかった。1週間ぶりに会う日本人が,1週間前に会った新さんだった。そして,日本方面からの激励に応じて,世界の中心で(グリニッジ的に),叫んだ。

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わからない体験

 教室で,自分自身が,これほど深刻なわからない体験をすると,思うことはある。そもそも,実物投影機もフラッシュ型教材も,特にわからない子どもに効くと主張してきたからだ。授業がわからないとは,
 1)教室での振る舞い方,学習のルールなどがわからない。
 2)先生が何を言っているかわからない。何を指示や説明されているかわからない。
 3)先生が何を言っているかはわかるが,学習内容が理解できない。
という風に分解できるかなと。1)は数日して慣れればわかる。2)がわからないと,教室にいるのは苦痛だ。そうなると,3)は贅沢な悩みだと気がつく。実物投影機もフラッシュも,言葉で伝えることよりもわかりやすく,説明や指示を伝えるための道具であったり,ノリで突破できる学習方法だから,1)2)はクリアしやすく,3)の本質的な学習に入れて,それで学習が出来るようになるのだろう。
 自分にとって2)がわからなかった最大の理由は文法用語の英訳を知らなかったこと。present perfectとか。よく用語を覚え,復習をしたら2)がわかるようになった。そうすると3)はそもそも知っているので,よくわかるようになった。
 やっぱり楽しい授業は,わかる授業だと,自分に力が付いたとわかる授業だと,心の底から思い知った。あまりのわからなさに,危うく登校を拒否しようと思ったくらいだ。思考力,判断力,表現力なんて,気が遠くなるほど先の贅沢な問題だとふてくされていた。

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2010年度の高橋研

 2010年度の高橋研は,学生は,新三年生が2名,新4年生が4名の6名となった。そして,内地留学生が,5月からの3ヶ月が2名(小1名,中1名)と,10月からの3ヶ月が1名(小)である。来年もにぎやかになりそうで安心した。

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