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富山市情報主務者研修会(5/18)

 昨年度に引き続きの講演だった。担当の指導主事が代わり,プログラムも昨年度に比べオーソドックスなものとなった。
 前半に2つの事例が報告された。一つは情報主務者が取り組む様々な仕事について,現実的に工夫して効果的にICTを活用している例であった。もう一つは堀先生より,ICTを活用した模擬授業だった。つまずきやすい箇所や分かりにくい箇所を大きく映し丁寧に説明していく良い模擬授業だった。
 後半で私の講演。昨年度のアンケートには,大きく映すことは分かったので,他の活用法を知りたいという意見があったので,教科の一斉指導では,大きく映すことの次はまた大きく映すことだと,説明した。大きく映す際の目的は2つパターンがあり,教員の説明や指示を分かりやすくするためと,基礎的・基本的な学力を身につけさせるためであるとした。
 昨年度も同様の説明をしたつもりであるが,話だけではなかなか伝わらずアンケートにも書かれてしまった事実から,NHKのICT活用講座での佐藤正寿先生の授業シーンを見てもらった。たった3分のビデオであるが学ぶ点は多々ある。2度見てもらった。特に,後方に遠慮がちに座っていたベテラン女性教員を中心に同意してもらえたように思う。それでも,再びもっと多様なICT活用を説明すべきだと指摘されたことは残念だった。活用する機器のレパートリーを増やすことがICT活用の多様性だと思うのだろうか。
 そして,勢い余って,英国のデータを踏まえ,電子黒板はスクリーンとして用いて,10回に3回くらい気が向いたらクリックする程度の活用でよいと言ってしまった。その後に電子黒板の操作研修があるのに… とはいうものの,富山市で昨年度実物投影機やプロジェクタを用いて授業を行った小学校教員の割合は,91.2%である(中学校では各学級に常設できていないので45.5%)。この2年間でICTを活用した市内小学校の授業は,4.3倍の年間99397時間に増加している。この流れをさらに推し進めるには,子どもに確実に力が付くICT活用を指向すべきである。大きく映す際に,何を映して,何と話すか,それをしっかりと伝えないと,大きく映しただけで,わからせたつもりの授業になるかも知れない。そのために,ICT活用とは,最新のテクノロジーや多様な機器を使うことではないことを明言する必要があったと思っている。

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