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40年前でも常設が大事だった

初版が1973年の沼野一男氏の著書「教授工学入門」より

・OHPが学校に1台しかなく,利用のたびに保管場所から教室までかついでいかなければならず,使った後に元の場所までもどさなければならないとしたら,OHPの利用率は決して高くはならないだろう。
・(OHPが)1校に1台というのではどうにもなるまい。各教室に1台ずつは欲しいのだが,それが無理だとしても,せめて3教室に1台はなくてはならないだろう。
・それにしても「私の学校では,レスポンスアナライザー,OHP,VTRをそれぞれ1台ずついれました」というような話を聞くと,その学校で,それらの機器がどれだけ効果的に使われているのか,と疑わないわけにはいかない。それだけの金で各教室にOHPをいれればよいのにと思う。
・教育機器の使いやすさは,それが教師の身近にあるかないかだけではなく,使える教材がどれだけあるか,教材を作成するための費用がどれだけ確保されているかにも大きく影響する。

ということで,あげられている機器名には時代を感じる部分もあるが,約40年前の指摘は今でも有効であろう。今でも,大事なことは教室に常設することだ。珍しい高価な機器をやっとの思いで1台いれるくらいなら,こなれた機器をできるだけ多くの台数買った方がよい。そして,デジタルテレビや電子黒板,PCだけではなく,中身である教材やコンテンツの整備も同時に考える必要があるといえるのだろう。

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