時代を拓いた教師たち(8/13)

木原先生の授業を参観させてもらったときに,教科書として指定されていた.戦後の優れた教師たち15名について,生い立ちや時代背景を元に,その実践記録や特徴,意味などが解説されている本.とっても有名でよく知られている教師から,私にとってはよく知らない教師の実践まで書かれていた.一通りのことをいっぺんに知ることができると思う.執筆者なりの意見や他の実践者との比較が書かれている場合もあり,なるほどとか,いやーとか思ったりする.斎藤喜博氏について謎だと思っていたことについても,少し回答が得られたような気がする.また各実践記録の粒の大きさはそれぞれで,でもそれはやっぱり意図があるのだろうと思うと,各実践が目指していることがわかるような気がした.

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学校図書館で育む情報リテラシー

堀田龍也・塩谷京子編「学校図書館で育む情報リテラシー」(全国学校図書館協議会)を読んだ.小学校で,図書館やパソコンなどを上手に活用するといった情報活用スキルを子どもに身につけさせるための,カリキュラムや具体的な指導法が書かれている.年間計画表を見ても,非常に現実的な時数による提案になっている.今の世の中,情報教育は大事とか,図書館と連携するのが大事とか,そういったことがわかっていても,何をどこまで指導したらよいのか?,どう連携したらよいのか?,何時間くらい確保したらよいのか?を具体的に考えるのは頭が痛い.そのあたりの疑問に明確に答えていると思う.静岡の渡邊先生からもらっていち早く入手.Amazonなどには出ていない模様.

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学習力を育てる授業

学習力を育てる授業(古藤泰弘)を読む.この本で授業の方法,設計方法などなどたくさんのことを学んだ.内容には,たとえば,「子どもを引きつける導入の工夫」とか「子どもが自己有能感をもつまとめの工夫」といったことが実践事例を交えながら,具体的に説明されている.さらに,そういった授業を設計するための具体的な方法や手順がかかれている.授業設計の理論は教育工学系の本を読めば必ず出てくるネタではあるものの,そういった様々な本に比べると,理論の説明のみならず,より実践的で具体的な説明の感じがした.最終的には学習指導案の書き方まで説明している.また,目標を,「指導目標」と「学習目標」に分けて書くことを推奨している.これは先生方の指導案を読ませてもらったときに問題だなと思っていたことの,解決策のような気がした.この本に書かれていることが,どのくらい現実的なのかを含めて,解釈を議論したいな.富山の先生方よろしくお願いいたします.

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老いの道づれ(6/19)

老いの道づれ」を本棚で発見し,最後の方だけ,うっかり読んでしまった.実は,以前にも読んだことがある.最後にある旦那さんの文章は,文章として上手なことはもちろんのこと,内容にもすっかりやられてしまう.この最後の数ページをもう一回確認したくて読んでみた.普段,こういう文章を読み慣れていないからだと思うけど,とっても感動してしまう.自分は,こういう文章とは違うところにいる.筋を通して書くというところは同じだと思うけど,レトリックというか,修飾ということはほとんど考えないので,結果として,全く違うタイプの文章なんだよな.とはいえ,そんな文章の話ではなく,中身が良いんでした.

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学ぶこと教えること 学校教育の心理学(6/16)

学ぶこと・教えること―学校教育の心理学」は,散歩中の駒場の東大生協で買った本.執筆者の一人に藤岡完治先生の名前をみて買ってしまった.藤岡先生には,学部生でなーんにも知らなかった時代に実践センターでいろいろ話を聞いた覚えがある.今思えば当時の真剣さが足りなかった自分が残念だ.それはともかく「教師の仕事に即した教育心理学のテキスト」がキャッチフレーズ.確かにその通り.教師の仕事の流れや項目に即して教育心理学を説明している.とはいえ,これは今日明日に困っている現場の先生向けというよりかは,少し勉強時間に余裕のある学生向けかと思う.大学院を目指す,或いは大学院にいる教員には知っていて当然のことが書かれている.だから15刷なのだろう.

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目標と指導と評価(6/15)

何かと大学教員は学習目標から入ることが多い.これは正論だろうけど,目標リストを作るところで力尽きてしまったり,さらには目標に準拠した指導や評価が大事まではわかっていても,その具体的な話なんて事には弱かったりする.逆に,学校教員はねらい(目標)は大事というが,よくよく話を聞くと,目標とはあまり関係ない学習指導,とりわけ子どもが何の学習活動するかばかり考えているときがある.なんて,自分の弱さと現実に遭遇して,改めて「目標に準拠した評価の考え方と実際」を読んで復習した.古い本なので今さらの内容もあったが,なるほど,と思うことばかりだった.そして,具体的なところを身につけるにはマダマダ道は遠いとも思った.まあ,数年前に比べて良く理解できるようになったので,これは自分の成長か.でも,相変わらず山極先生は主張は過激に思えた…すごいなあ.

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コンプライアンス本(6/8)

教師のためのコンプライアンス読本を読んで復習.今,教員は世の中で厳しく言われている.しかし,この本に書かれていることがきちんと守られていれば,ほとんどの問題は解消するのではと思えた.コンプライアンスとは,法令遵守だけではなく,倫理も遵守する意味とのこと,自分自身も気をつけようと思った.

現在,コムスンの問題が厳しく問われている.法令を守るだけではなく,倫理をも守る必要があるとか,虚偽報告といったことの罪の重さが感じられる出来事だ.倫理に反するとか,虚偽といったことは,一見すると大したことがなさそうに見えるけども,雪印とか不二家の事件をみても,会社が倒れるくらい大きな影響を持っている.それにも関わらず,教育の世界では,未履修問題で,そのことがあまり問題視されなかった事を残念に思う.高校教育に関する雑誌の先月号の特集で「未履修問題を総括する」があったけども,現場からこの問題に触れた内容は無かった.フリージャーナリストの方が特集の最後の方で言っていた位だったように思う.入試や指導要領などの責任もあるかもしれないけども,法的拘束力を持つとされる学習指導要領を逸脱し,さらには虚偽の報告や書類を作成したことに罪はないのか.公印が押された虚偽の公文書が大量に作られたことの問題の大きさに気がついていないのではとも思える.コンプライアンス,大事な事だと,改めて肝に銘じた日だった.

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なぜかレクサス本

LEXUS LS600hのすべて―フラッグシップ・オブ・レクサスの実力」,車には興味はないけども,買ってしまった雑誌.日本車で最も高級な車にはどんな秘密があるかを知りたかったからだ.あほだな.

この最高グレード1500万円もするトヨタ最高級なLS600hは,全てハイブリッドだということ.いやあ知らなかった.その理由を知って雑誌(車ではない)を買って良かったと思った.ようは,レクサスは後発の高級車ブランド.同じカテゴリで同じようなシステムの車で勝負をしたら欧州車の伝統や伝説にはかなわない.だから別のカテゴリで勝負する必要があった(私の超訳だけど).なーるほど.中学生の時に読んだふたり鷹(漫画)にあった日本車が欧州で認められない理由,子どもの頃から聞かされ続けてきた日本はマネばかり,なんて事に対する具体的な反論ではないかと思った.トヨタのすごいオリジナリティだと思った.人ごとながら嬉しくなった.この研究者業界で自分はどうやって生きていこうかと考えている日々には参考になった.

気をよくして,本屋で,その隣に置いてあった「Theウニモグ―地上のあらゆる作業をこなす ウニモグの勇姿を見ろ!!」も読んだら発見があるかな.でも,趣味でもないのに2625円の支出にはちょっと勇気がいる.でも興味があるな.

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一斉授業の復権(6/5)

一斉授業の復権(久保齋)を読む.一斉授業の素晴らしさや重要性,それを成立させるための授業での細かくて実際的な技の数々が書かれている.現場経験のない私には授業のいろいろな事に気がつかせてくれる良い本だった.大学の授業でも応用可能な具体的な事例が多かった.また,ワークシートへの批判もあった.エキスパート教師から見れば,まさにその通りだけども,それを知っていて,だからこそ我々はワークシートを使っていると改めて思った.その他,教育政策や制度に対する批判は,現場の先生らしい批判ではあったが,授業に関する主張が詳しく実際的なだけに,もっと深みがあればと残念に思った.とはいえ,教育政策等への批判,エキスパート教師なりの考えだということを差し引けば,授業の細かいノウハウをたくさん教えてくれた良い本だった.

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